JR北海道は、札幌駅〜富良野駅間で運転する臨時特急列車「フラノラベンダーエクスプレス」の車内において、移動しながら快適に仕事ができるテレワーク用スペースを設ける取り組みを行います。
Wi-Fi・電源付きで通話もOK
働き方改革に合わせた「新たな旅のスタイル」の提供を目指して、「フラノラベンダーエクスプレス」運転日のうち、2022年6月24日(金)〜8月12日(金)の毎週金曜を対象に実施されます。移動中はテレワークを行い、現地の富良野では地域の魅力を存分に堪能する「週末ワーケーション」体験が提案されます。
使用されるキハ261系5000番代「ラベンダー」編成は、1号車がフリースペース「ラベンダーラウンジ」となっています。この車両の多目的室は、受付を済ませるとWi-Fiや電源コンセントのほかに通話も可能な「テレワークスペース」としてお一人30分まで利用できます。乗車券・特急券をお持ちの方ならどなたでも追加料金なしで利用可能です。また、ラウンジ内のボックス席の一部は「テレワーク優先席」とされ、受付不要で必要なときに使うことができます。
なお、「ラベンダー」編成の車内は、テレワークスペース・優先席を含む全座席でWi-Fi・コンセントを利用できます(実施日、時刻表など詳細は下の図表を参照)。
「フラノラベンダーエクスプレス」の目的地である富良野市では、仕事と余暇を組み合わせたワーケーションの受け入れに力を入れています。市内の宿泊施設や飲食店ではワークスペースの整備が進められており、市外企業の社員が市内での宿泊を伴うワーケーションを実証した場合、宿泊・レンタカー代金の一部を負担する助成金事業も行っています。受け入れの詳細や体験記は、市の専用サイト「ワーケーションフラノ WORK&VACATION」で紹介されています。